行ってきました! 指宿焚き火の森ソロキャンプ場!!

sen.

2021年12月19日 08:00

先日めでたくソロキャンデビューを果たしましたが。
舌の根も乾く間もなく,二度目のソロキャンレポです。(苦笑)


同僚からは「こないだ行ったばかりだったよね?」
相方からは「冗談だと思ってた!」

さんざんな言われようですが,
平日に振休取れちゃったんだもん。(力説)
こりゃあもう,行くしかないよね!(求む同意)



てなワケで。
去る11月26日。
行ってきました。
指宿「焚き火の森ソロキャンプ場」!!!


ソロまたはデュオのみしか受け付けてもらえないという
知る人ぞ知る山の中の隠れ家的キャンプ場。

数年前からその存在を知ってはいたものの,
私のようなファミリー「オサレ」キャンパー(自称)には
ちょっと敷居が高い気がして候補から外れていた場所でしたが。
相方の友人の知り合い(この辺すでに怪しい)が「行ってみたら良かったよ」とか,
試しにウェブで検索したらたまたま空いてる(この辺はもう運命)とか。

もう,これは指宿チャレンジ!(爆)







行ってみました!

事前にメイルにて「早めのチェックインは可能ですか?」
(デフォルトで15:00イン)
と尋ねたところ,
「併設する蕎麦屋での片付けが終わらないと受け付けが出来ないため,15:00以降でないと対応できない」
との返事をいただいていましたので,
指宿までの道のりで
道の駅を2件ハシゴ(「喜入」と「指宿」)するという暴挙に出ます。(笑)

予定を少しまわり15:10イン。(寄り道しすぎて道に迷ってた)
お蕎麦屋さんがそのまま管理棟になります。


管理人さんから丁寧に説明していただけました。

明日の朝までお一人様をエンジョイです。(うひー)
管理棟にて地ビールをジョッキで購入し,サイトでいただけるんですって(うひー)


うきうき気分で場内を散策。



洗い場は二カ所。






















シンクもあります。
奥の方には充電用にも利用できるコンセントが二カ所。
有り難い。

トイレ棟はとても綺麗。

























清掃も行き届いており好感度アップです。






薪もこちらで購入できます。

一袋分詰め放題。
広葉樹(おそらくカシ)で,良く乾燥されており,最高の焚き火が保証されます。
(実体験しました)





灰捨て場はこちら。



思いやりの精神で皆さんきれいに利用しましょう。



さて,私のサイトですが。
桜サイト4番。

管理棟やトイレに近く,初心者には有り難い場所です。
難点はこの時期ほとんど日が当たりません。
チェックインからいきなりの日陰で,直接お日様の力を感じられたのは翌朝の数時間。
まめに洗い場を利用したい方や管理棟が近い方が安心な方にとってはこの上ない場所です。




さて。
肝心の設営ですが。
今回,レクタタープにセッティングテープを付け,
初の「オガワ張り」(でも過保護張り)にチャレンジするという
壮大な計画を立てていたのです。

実際にたてた感じがこちら。

ばーん。
はい,ここまでに一時間(泣)



ここからテント設営。

ばーん。
はい,20分かかりました。
すでに17時。(泣)



辺りはとっくにてろてろの時間に入っています。
感傷に浸る間もなく,必死にペトロマックス点灯準備。



ついたーーー!(号泣)





かなりギリギリの時間で管理棟にて無事地ビールも購入でき,
(18時で管理人さんが退場)
とりあえず一息つきます。

このビールが美味かった!!!




のんびり一人の時間を楽しむためのキャンプです。
慣れない道具に振り回され,
刻々と迫る宵闇に追われ,
ひとり,いっぱいいっぱい。

仕事の上ではそれなりに経験値を重ね,
トラブル対応のメソッドも身につけ,
ある程度,頼りにされる存在にはなっているかなあと自負していましたが。
自然の前では無力です。
自分の力の無さに打ちひしがれる感傷に浸る間もなく
無情にもハラが減ります。

よし,食うゾ!



メインは熊本牛ロースステーキセロリの葉っぱ添え!

(途中で薪が崩れ,組み直している間にミディアムレア→ウェルダン↓↓わかってーー!!)



ここらでボジョレー抜栓!(新井順子さんありがとー!!!)





追い上げて焼き鳥(by〇オン)どーん!







楽しい時間はあっという間!
ペトロマックスが轟音を立てて鎮火します!

またもやノズル脱落!
点火前に増し締めしていましたが
熱膨張でミキシングチューブとのネジ山が緩んだと推測。
これはパーツ交換が必要なケースでしょう。
これはひとコンテンツ立ち上がるなあって思いながらも片付け。




頼りになるヤツが後を引き継ぎます。





購入した薪は最高のコンディション。













ゆっくりと熾火に移っていきます。

今夜はこのあたりでシュラフに潜り込みます。




翌朝。

風の音で目が覚めます。

まだ暗い中,東の空にひときわ明るい星。



















アプリを立ち上げたところ,
牛飼い座,アークトゥルスでした。

昨晩の気温を確認しますが最低で8℃。

さすが指宿。
海風が絶え間なく吹きつけていたのでしょう。
おかげで結露ゼロ。
撤収もはかどります。

東の空が明るくなってきました。



朝食とします。

コーヒーを温め




カップスープに




バゲットをダイブ!




昨夜の残りのジョンソンヴィルもボイル(2本!)




ようやく,こちらのサイトにも日が差し込んできました。




テント,タープを撤収し,朝の散歩と洒落込みます。



「天空サイト」と呼ばれる眺望エリアからの眺め。



ビバリーヒルズな麻生十番ですね。(何のことやら)
東シナ海だって一望です。




こちらは同じ桜サイトなのですが,
角度が違うとこの日差し。

ここは早い者勝ちですね。






ふと見上げると下弦の月。



















今日も良い天気になりそうです。

早々に撤収作業を始めていたのが功を奏し,
10:00アウトを待たずに
少し早めに指宿を後にしたのでした。



今回のソロキャン2で感じたことは,
ファミキャン装備でもソロキャンは十分楽しめるということ。
改めてキャンプの懐の深さを感じました。
一方で,誰にも等しく与えられる「時間」という縛りについては
現実を突きつけられました。

刻一刻と迫る夕闇に
もしもタープの設営に手間取っていたら。
ペトロマックスが不具合で点火しなかったら。

「if」を考え出すと寒気がします。
ただ,それらを乗り越えられる自負と
乗り越えた先のカタルシスがあるからこそ
キャンプは楽しいのだと思います。

積み重なる「if」に対し,持てる知識と経験値をフル稼働させ,
最善策を導き出す。
この辺りがキャンプをやめられないツボなんでしょうね。

このニュアンスをもっと易しい言葉で言い表せたら
キャンプ伝道師を名乗れるんだろうけどなあ。
(やらないけど)




今回のキャンプで
抗うことの出来ない自然の力と
思っていたよりずっと小さい自分の力を見つめ直すことが出来ました。

なんか,背中を「ばあん」と押された気分です。(苦笑)

次は久しぶりにファミキャン行きたいなあ。




てな感じで,
おしまい。

あーもう。
キャンプ,最高。






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